はあちゅうと岸勇希の件から日本でも話題になり始めた#MeToo。
ただ、この運動が広がるに連れて、ちょっと閉口したくなるというか
違和感を感じる人も多くなってきているんじゃないでしょうか?

この違和感の正体は、そもそもこういうセクハラとかパワハラとか
ハラスメントの問題というのは、本当に被害者が嫌な気持ちになるならば
当事者同士とか、あるいはちゃんとした相談機関を挟みながら
しっかりとコミュニケーション取り合って解決すれば良いものなのに
それをわざわざ直接的には関係無い人達を巻き込みながら
ある種チクるみたいな感じで運動が進むから、というのが
一つにはその背景としてあるでしょうね。

さらに問題なのは、チクられた加害者が謝罪するのは当然なんですが、
じゃあどう謝罪したら被害者が満足するのかがわからない点。
多くの場合、そもそも謝って済む問題でもないような事案が多いし、
メチャクチャ謝ったとしても
きっと被害者の女性達はその加害者を許さないと思うんですよね。

多分ですが、実はチクった瞬間にもう満足してるんですよね、女性は。
そうやって告発して、みんながその投稿にイイネをつけて「勇気を貰える」。
「わかる!わかる!わたしも〜」っていう女性の同調現象、
まさにこれこそが告発する被害者が深層心理では求めているものかと。
ってか、多分皆さん口では「違う!」って言うと思うんですが、
そういうふうに見えてる人、結構いると思いますよ笑

で、女性同士の会話によくありがちなこの「わかる〜」を、
シリアスな話題であるハラスメントと紐付けて運動化したのが
#MeToo運動のようにも見えてくるんですよね。

加害者の男性からしても、数十年前の過去の話を持ち出されるし、
しかも得てして加害者の男性って社会的地位も高くて
有名人なケースが多いから、今後、のしあがって有名になる男性は
人生何十年に渡り、一度も過ちを犯してはいけないということになります。
どんな人だって失敗はあるんですけど、これが許されない風潮というのは
やっぱりどこかがおかしいと感じ、閉口してしまうんだと思うのです。

でも、この日本での#MeToo運動に違和感を感じる
決定的な理由があると思うのです。それは、以下のようなことでしょう。

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どうしたらセクハラ・パワハラといったハラスメントがなくなるのか、
という「解決」を探る「未来志向」になっていないから、でしょう。

日本における#MeToo運動は、この課題解決思考が欠如してます。
これはとりもなおさず、日本人に「正解が無いところに
正解を創る能力」が圧倒的に欠如していることと無関係ではないかと。

要するに、被害者の人達がやってることって、

「私は過去、こんな酷いことをされました」

っていう、「過去志向」で思考が止まってしまっているんですよね。
論理的に考えるのが苦手で、感情から考えることが得意な女性が多いから、
これはある意味凄く納得のいく現象だと個人的には感じています。

しかも、告発してみんなからイイネやリツイートを貰って
共感してもらえば悦に入る、「わかる〜!だよね〜!」という状況なので、
告発された側からしたらどうすれば良いのかわからないわけです。

あれです、韓国や中国と同じです笑
「謝罪を要求する!過去にされたことは許さない!」
と言いつつ謝罪してもゴールポストが動いちゃう、まさにアレです。
そもそもゴールポストを設定する気持ちが全然ないという笑

社会にハラスメントが悪いものであるということを発表することは
やれば良いんですよ。ただ、告発すること自体が目的化してるんです。

告発することは手段のはずなんですが、
手段自体が目的化してしまっているのが日本の#MeToo運動の正体であり、
日本人が日頃から陥りがちな現象がまさしく起きてしまってます。

ハラスメントが悪いことだ、なんてことは今に始まった話じゃなくて、
随分前から言われてきたことで、みんな頭ではわかってるんですよ。
にも関わらず「ハラスメントが長年に渡りなくならないこと」こそが
問題であって、告発することで解決にはならないんですよ。

なくならない原因は、恐らく1つじゃないですよ。
しかもその原因は、被害を受ける各人が所属するコミュニティや、
当事者同士の性格、コミュニケーション総量、
様々な変数に満ちているはずです。複雑です。
にも関わらず、「わたしも〜!わかる〜!だよね〜!」とかって
言いあうだけでその複雑な現象が無くなるとは到底思えないし、
絶対になくなるわけないんです。

ただ、ある意味上手くいっている部分もあります。
加害者を社会的に抹殺することができるから、
加害者を消し去ることでハラスメントを解決する、
ということに寄与してます。

今、#MeToo運動が標榜していることは、「加害者の抹殺」です。
これは一つの解決策になってると思います。

が!そんなものは問題の本質を考えれば応急処置でしかなく、
本質的な解決にはなっていないでしょう。
抹殺しても出てくるものは出てくるし、その都度抹殺するんでしょうか?
それは色んな意味でみんな疲れてしまうはずです。

「過去志向」から「未来志向」。「課題解決思考」でやらないと、
なんだか日本人の思考停止ぶりが露呈するだけの運動に見えます。

日本人って、本当に操るの簡単ですよね笑

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