就活とはマーケティングであるという前回の話から進めます。
まず最初にやるべきことは「自己分析」という説がありますが
私もこれには賛成です。
もちろんどこから手をつけても良いと思いますし、
途中企業分析や自己PRと行ったり来たりしながら
進めて行く必要は当然出てきますが、
個人的には自分の強みを洗い出す作業が最初にある方が
何かと効率的には良いと思うからです。

一方で、逆の考え方も存在します。
志望企業に対して何を言えば良いのか精緻な分析をした上で
その分析に合わせた自分の強みを作っていくために自己分析をする、
という方法です。この方法ももちろんありなのですが
企業分析は就活の最大の肝となる部分ですので
自分の強み等の何かしらの拠り所があった方が
分析がはかどると私は考えるため、自己分析を先にします。
そもそも志望というものを考える際にも自己分析は役立ちます。

マーケティングの考え方でいけば、
前者、後者ともに一長一短あり、議論は尽きません。

一昔前の日本ではとにかくその高品質な技術を持って
自分がこれが良いと信じる商品・サービスを作り、
ゴリ押しの営業で売っていました。
所謂プロダクトアウトと呼ばれる前者のやり方です。

ところが営業力に陰りが見えてきて
プロダクトアウトが限界になってくると
今度は「売れると考えられる商品・サービス像」から逆算して
商品・サービスを作るというマーケットインと呼ばれる
後者のやり方も流行ってきまして、今はこれが全盛です。

でも、それも最近ではなかなか上手くいかないケースが多く、
だとするとやはり自分達の信念を貫き、その価値を
お客様に提案していくプロダクトアウトへの縒り戻しが
多少なりともきている感じもしています。
このあたりは、時代性を見極めて、とにかくお客様を
しっかりと観察し続けることですね。

就活に話を戻します。
全体像を示します。

就活の勝負はエントリーシートと面接等の試験です。
ということは、そこで「何を言うか」を極める必要があります。
それも、他の受験生ではなく、

「他でもない自分を選んでもらうために何を言うか」

です。これには論理的な思考力が不可欠です。
さらに実際にそれを文字に落としたり、
面接で話す時に「どう言うか」という問題もあります。
「どう言うか」はテクニック的な部分が大きいです。

従って、まずは「何を言うか」を極めることです。

そのために

1:自分の強みの洗い出し
2:自分の強みから何を切り取って伝えるか
3:どう伝えると効果的か

の3ステップを熟考する必要があるのです。

なお、

「自分の強みの洗い出し」は自己分析で定かにし、
「自分の強みから何を切り取って伝えるか」と
「どう伝えると効果的か」は企業分析を精緻に行うことで
大体の輪郭は見えてきます。
そうやって全体像を考えていくと、
自己分析の肝が見えてくるというものです。

では、以下に自己分析の具体的な方法を示します。

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「自分の強みの洗い出し」は、ひたすら人生を振り返って
考えられる要素をなるべく多く出すことに尽きます。

ちょっとググっていただければわかりますが、
そのためのツールというのは世の中に沢山存在します。

あまり自分というものに自信がなくて、
再現なく強みを出していきたければ
「マインドマップ」が良いかもしれません。

ある程度自分が行きてきた人生で語れることがある場合は、
私のおすすめは人生の10大ニュースを書き出して、
そこから得た自分の強みや考えを書き出す方法です。

結局のところ、エントリーシートや面接というのは
スペースや時間が限られるので、
ある程度自分の強みを切り取り、絞る必要が出てきます。
あれもできます、これもできます、
という人は印象に残りませんので、
何かに秀でたアンバランスな人間を目指すべきです。
従って、多少何かに自信がある人については
少し強みの切れ味が増す10大ニュース方式が良いでしょう。

この段階では深く考えることなく、
とにかく自分が思うままに強みを書き出していけば良いです。

さて、ある程度自分の強みが見えて来たら、
それらをどう切り取り、何を言うかです。これが大変です。
既に長くなってきたので、このあたりは次回ご説明します