女子高生社長としてメディアで沢山取り上げられる、
椎木里佳さんという方がいます。
今は女子大生となられていて、慶應大学の学生さんです。

そんな椎木里佳さんですが、ネット上では
ネット住人からの好き嫌いの賛否が割れています。
そもそもネットで書き込みをする人なんていうのは
日本の10%にも満たないぐらいですので
ネット住人の意見なんてものは代表性は無いのですが、
コメンテーターとしてたまにテレビ番組なんかも
出ていたりとかして目に触れますので
私も個人的に気になっていた人だったりもしました。

そんな中、本当にたまたまなのですが、
画面を通してでもネットを通してでもなく、
リアルの場で椎木里佳さんにお目にかかることが
最近ありましたので、その時のお話をしたいと思います。

マーケティング業界のちょっとしたコンベンションの中で、
あるテーマにおけるパネルディスカッションのパネラーとして
椎木里佳さんが登壇されていたのです。
彼女以外の登壇者は業界では名の知れた錚々たるメンバーです。
そんな凄まじいメンバーの中で、大学生の彼女がいたのです。
私はその現場を生で見ていました。

そこで、彼女のことが嫌いだと言う人が現れる理由が、
はっきりと分かりました。始まってすぐに分かりました。

以下でまとめます。

Sponsored Link

まず、椎木里佳さんには全く持って申し訳ない話ですが、
彼女の話は、とてつもなく薄く、浅いです。
慶應大学の中や、彼女が手掛ける事業の中だけという
狭い世界の中だけでなら通用するのかもしれませんが、
残念ながら業界の百戦錬磨のトップランナー達と肩を並べて
パネルディスカッションをするとなると、
圧倒的過ぎる経験の差が出てしまいます。

これは、仕方の無いことだと思います。
彼女が凄い理由は、女子高生社長、もしくは女子大生社長という
明らかに競合が少ない市場において、
社会に出てバリバリ働いている大人ならば
誰もが知っていて日々実践している常識レベルの、
最低限のレベルのマーケティングを駆使して
戦っているというところだったりします。

ちょっと言い方が難しくなってしまいましたが、
要するに、普通の、どこにでもいる大人が、
高校生とか大学生という子供達の世界にいって
容赦なく普通にビジネスしているだけなのです。
ゲームが違う世界で勝利しているわけなのです。
競合が少ないところで勝つというのは
ビジネスの基本ですのでそれ自体は素晴らしいし、
それを実践した椎木里佳さんという方は素晴らしいです。
ですが、いざ競合が多いところ、要は、
普通の大人達と混じってしまうと、超普通、
むしろレベルは低く、浅い、という具合です。
あくまで実際に私が生で拝見した
パネルディスカッションだけによる判断ですので、
実態は違うのかもしれませんが、
正直、彼女の発言のその全ては、聞くに耐えないものでした。
大勢の聴衆がいましたが、彼女の番が回って来た時だけ、
聴衆はスマホを弄り出したり、明らかに関心を失っていました。

何と言うか、可哀想でした。まるで公開処刑でした。
そして、心から彼女に同情しました。

彼女だって、立派にやってきているし、一生懸命やっているのです。
ところが、あまりに周りの大人達が百戦錬磨過ぎる。
恐らく、彼女自身も、わかっていたと思います。
明らかに自分の力量が足りずに、
そして聴衆も自分が話す時だけ冷めているということに。

で、彼女はそういう状況が分かるぐらいに賢いので、
何を言ったら大人達が面白がるかということを
自分なりに一生懸命考えて、
若い世代の代表者のような振る舞いで、
今風の言葉を使って発言をするのです。
百戦錬磨の猛者はもちろんのこと、
猛者の話を聞きにくる人達もそこそこの猛者なわけで、
当たり前ですが若者が考えることなんて、
猛者クラスともなると大人達はお見通しなわけです。
だから、彼女の発言は恐ろしく浅くなるし、
言葉遣いも到底大人の水準には達していないため
(これは恐らく大人との差別化のためにわざとやっていますが)、
TPOをわきまえない言葉遣いとなってしまい、
それが非常によろしくなく見えてくるわけです。
結果、この彼女の言動と態度を嫌う人は、
それなりに出てくるだろうな、という感想でした。

その場にいた人は誰もが思ったはずです。
彼女にこの場は相応しくない、と
(多分本人も気付いています)。

そんな場違いな場所に彼女が出て行けた理由は、
間違いなく、彼女が若くして一度成功し、
メディアがこれでもかと取り上げたからです。
少なくともこのパネルディスカッションを拝見するに、
彼女の知識レベルは自分が選んだ狭い世界の中だけで通用する
最低限のレベルですので、彼女の若さと美貌を
メディアが持ち上げ、いけるところまでいけるようになった、
という解釈ができてしまいました。

一言で言えば、彼女は被害者だと思います。
メディアが都合良く取り上げ、
それに反応する浅い視聴者がいる限り、
こういう場面は今後も続くだろうな、と。

椎木里佳さんのことを嫌いという皆様、
ちょっと彼女に同情してあげても良いかもしれません。
そんなことを思った、パネルディスカッションでした。